大和屋本店

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大和屋本店
ホテル概要
設計 山口建築研究所[1]
施工 三井住友建設[1]
運営 大和屋本店旅館
階数 地下1 - 10階
レストラン数 4軒
部屋数 91室
延床面積 11,214 m²
駐車場 50台
開業 1996年8月
最寄駅 道後温泉駅
最寄IC 松山IC
所在地 〒790-0842
愛媛県松山市道後湯之町20-8
公式サイト 公式サイト
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有限会社大和屋本店旅館
種類 特例有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
790-0842
愛媛県松山市道後湯之町20-8
設立 1951年
業種 サービス業
事業内容 旅館
代表者 代表取締役 奥村 敏仁
資本金 5,000万円
売上高 7億9,350万円(2022年9月現在)
従業員数 190名
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大和屋本店(やまとやほんてん)は、愛媛県松山市道後湯之町(道後温泉)にある老舗旅館である。

概要[編集]

和紙の原料である楮ミツマタの仲買業を営んでいた奥村保二郎が1868年明治元年)に「大和屋」として創業した。楮ミツマタの販路を全国に拡大するため、取引先の宿泊場所を提供する事を目的としていた。「大和屋」の名前の由来は、創業者である奥村保二郎が大和の国(現在の奈良県)に縁があったからとも言われている[2]

1926年(昭和元年)に木造旅館の東側に道後初の鉄筋コンクリート4階建ての洋館を建設し、洋館を「大和屋本店」、木造旅館を「大和屋支店」とした[3]1968年には現在地に移転し規模を拡大し大型温泉旅館に改装[3]。さらに1994年から2年間かけて全館を建て替えて、個人客とコンベンション、婚礼需要が主力の旅館として1996年8月に改築開業した[3]

館内の4階には、舞台と観覧スペースが設けられており、能楽が披露されている。

沿革[編集]

  • 1868年 - 「大和屋」創業。
  • 1926年 - 大和屋本店を鉄筋4階建ての洋館に建て替え。
  • 1937年 - 大和屋別荘を開業。
  • 1968年 - 大和屋本店、現在地に移転し大型化。
  • 1988年 - 大和屋別荘を建て替え。
  • 1996年 - 大和屋本店を建て替え。
  • 2021年 - 地下1階に「日本酒Bar」と「駄菓子Bar」の屋台を新設し、「大和屋台」をオープン[4]

フロア[編集]

地下1階
  • 大浴場
  • エステルーム「撫子」
  • 大和屋台
1階
  • フロント
  • ロビーラウンジ
  • コーヒーラウンジ「花筐」
  • バー「梅枝」
  • クラブ「天鼓」
  • カラオケルーム「歌占」
  • 会議室
  • 喫煙室
  • 足湯カフェ「ふとほと」
2階
  • コンベンションホール「大和の間」
  • 宴会場「松の間」・「竹の間」・「梅の間」
3階
  • 料亭「夕顔」
4階
  • 能舞台「千寿殿」
  • レストラン「松風」
  • 宴会場「杜若」
  • 料亭「桜川」
5階~10階
  • 客室

姉妹館[編集]

  • 大和屋別荘

アクセス[編集]

関連項目[編集]

  • 友近(仲居として勤務していた)

脚注[編集]

  1. ^ a b 大和屋本店 施工実績 - 三井住友建設株式会社、2023年10月9日閲覧。
  2. ^ 大和屋の歴史 - 大和屋本店、2023年10月9日閲覧。
  3. ^ a b c 元銀行マンにして電通マン、創業150年超の老舗が挑むIT活用と再開発プロジェクト-大和屋本店 奥村敏仁氏 - トラベルビジョン(2021年9月2日)、2023年10月9日閲覧。
  4. ^ ノスタルジックな屋台新設 道後温泉の老舗旅館・大和屋本店の挑戦 - 愛媛新聞E4編集係(2021年1月26日)、2023年10月9日閲覧。

外部リンク[編集]